PCを故障させる少年の謎
ニューヨーク州プラスキの学校に通う12歳のJoe Falciatanoは至って普通の少年であるが、コンピューターを扱うときにだけ彼は注意が必要になる。それは彼が磁気、または静電気を帯びた人間であると考えられていたからだ。
その現象が起きたのは小学5年生のときであり、ワードを用いて授業を行うときであった。パソコンのキーボードを打つと、打った文字ではない文字が入力されており、よくみるとそれはシンボルマークが入力されていた。すなわち、シフトキーを押していないのに彼がキーボードを打つとシフトキーが押されて入力されてしまうのである。また、保存や開くなどといった操作も行えないようであった。そのパソコンだけのみかと思い他の生徒が使用していたパソコンを彼に使用させてみるとまた同じ現象が起こり、人々を困惑させた。
学校のパソコンの教師であるMarie Yerdonは、彼から磁気が出てパソコンをおかしくさせてるのではないかと思い静電気予防の手首に巻くストラップを彼につけた。すると、彼が手首にストラップを巻いたときにだけ普通にパソコンに触れるようになった。
彼の家でこのようなことが起こりえたのかというと、XboxがフリーズしたことぐらいでXbox360に替えてからは特に支障はなかったという。彼の中でとりわけてこの力が目立った例というのが小学5年生のときの起こった事柄である。小学5年生へと昇進する授賞式において、生徒の赤ちゃんの写真がスライドショーに映し出される予定であった。しかし、スライドショーには映し出されなく音は割れ、画面はひずんでしまった。先生がもしかしたらと彼を外へ誘導すると今まで何もなかったかのようにスライドショーは映し出された。Joeはただただ困惑するだけであったという。
電気化学の専門家であり、Electrostatic Answersという会社を立ち上げたKelly RobinsonはJoeの症状を知り非常に興味を持った。そしてJoeに直接会い、様々な実験を行いその謎が解明できたようなのである。いつもは問題が生じてしまうパソコンをJoeが使用しても今回はなんともならなくなった。それは、パソコンを設置してある机をしっかりと地面と固定したからであった。ようするに地面に放電したことによりパソコンがクラッシュしなくなったのである。KellyはJoeを静電気測定器を用いて調査した。その結果Joeは至って普通であったという。Kellyが出した結論は人体は非常に静電気の影響を受けやすく、調査の結果によってそれはJoeの体に何らかの影響があったから起こったわけではないとした。しかしJoeのスニーカーが原因ではないかとしたようだが、至って普通の生徒と同じスニーカーを使っていたと親は指摘する。
また、Joe等生徒は違う校舎に移動しており、そこでパソコンを触ったところストラップを必要としなかった。それからは彼がパソコンを使用しても何らトラブルといえるトラブルは起こらなくなったため彼の噂は消え、今までMagneto Boyと呼び集まっていた野次馬等もすっかり消えたという。ただ、実際には何が原因で起こったのか正確にはわかっていない、そして世界には今でも家電製品などをクラッシュさせてしまう人々がいることも事実である。