水アレルギーを持つ女性
現在19歳であるAshleigh Morrisはプールに入ることも、風呂に入ることもそして雨に濡れることすら容易ではない。なぜなら彼女は、14歳のころから「水アレルギー」という世界でも稀なアレルギー症状を持っているからである。
水アレルギー(英語:Aquagenous Urticaria,Aquagenic Urticaria,Water Urticaria)とはアレルギー症状の一種である。
とてもまれなアレルギーであり、発症者は世界で30人に満たないとされる。
名前の通り水に反応する。自分の体の涙や汗、唾液などにも反応し、皮膚に水がかかると、およそ15分後に当該部位が赤く腫れ、激痛を伴う。この症状は2時間ほどで治まるが、患者は相当辛いという。
体を構成するうちの60%は水であるため、現在の医療では特に対処法は存在しない。
彼女の体が少しでも濡れてしまうと、2時間もの間赤く腫れかゆみ、痛みを引き起こす。それでも日常生活に彼女はシャワーを欠かさない。シャワーを浴びるのにはかなりの激痛を伴うという。
「私は痣を見るたびに私の体は汚いと感じていました。しかし、私は自分の体がとても綺麗だと考えることができるようにもなってきています。痣は見た目においても非常に見苦しいものですが、それよりも痛みを耐えることがなによりも厳しいです。そして発疹が収まるまで2時間の間どこにも行くことができません。そしてその間体はかゆみを伴い、一度掻き毟ると出血さえ起こしてしまうほどです。」
と語る。現在、彼女は汗をかくスポーツ、そして彼の汗が付着しないよう一緒に寝ることもできない生活を送っている。
彼女は先天的にではなく、後天的に水アレルギーとなった。14歳のころに扁桃腺を彼女は手術で除去し、多量のペニシリンを投与したことから水アレルギーになったのではないかと現在考えられている。皮膚科医はペニシリンが彼女のヒスタミン濃度(ヒスタミンはアレルギー反応を起こす物質)を変えてしまい彼女を水アレルギーにさせたのではないかとしている。
イギリス学術教会の皮膚科学者であるNina Goad は、
「世界中でどのくらいの人が水アレルギーで苦しんでいるのかという具体的な数は現在わかっておりません。そして水アレルギーのメカニズムについてもどのような仕組みなのかも正確にはわかっていないのが現状です。」
と水アレルギーがいかに難しい問題なのかということを語った。